Authors | ヘン キム 尾原 和也 前川 卓也 村上 友規 アベセカラ ヒランタ 天方 大地 原 隆浩 |
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Book | 電子情報処理学会 論文誌 Vol.2018-UBI-60, Number.2, Page.1-8, |
Published | 2018 . 11 |
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センサ技術 ・ IoT 技術の進展により,実世界から収集されたセンサデータを用いたコンテキスト認識技術が盛んに研究されており,特に普及が著しい Wi-Fi の電波を用いた認識技術が注目を集めている.防犯や屋内のオートメーションへの応用に向けて,Wi-Fi 電波を用いた日常物の状態推定手法が近年研究されているが,従来の手法は教師あり学習の枠組みを用いていた.しかし,部屋内の窓やドアなどの配置,Wi-Fi 送信機と受信機の位置により Wi-Fi 電波の伝搬の仕方は異なるため,観測される Wi-Fi 電波の特徴は環境に大きく依存する.したがって,ある一つの環境のデータで学習された日常物状態推定モデルは,他の環境における推定には利用できない.環境ごとに学習用データを収集するコストは非常に高く,その導入は非現実的である.本研究では,日常物の状態変化前後における,受信機で観測された電波の到来角の環境非依存的な変化を,Domain Adversarial Neural Network (DANN) を用いた転移学習により認識する手法を考案した.提案手法により,ラベルあり学習データの存在しない転移先環境においても,高精度に日常物の状態変化を検出できる.
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@article{id_10004, title = {転移学習を用いたWi-Fi電波による屋内日常物の状態推定に関する検討}, author = {ヘン キム and 尾原 和也 and 前川 卓也 and 村上 友規 and アベセカラ ヒランタ and 天方 大地 and 原 隆浩}, journal = {電子情報処理学会 論文誌}, volume = {2018-UBI-60}, number = {2}, pages = {1--8}, month = {11}, year = {2018}, }